透析と食事
人工透析は概ね週3回(1回4時間)の治療を行いますが、病院で透析を行うことは、実は治療の主体ではありません。最も大切なのは毎日患者さんの口から入る塩分・食事を管理することなのです。非透析日にこの「塩分・食事管理」をうまく続けることが、患者さんの健やかな日々と予後の為に極めて重要となってきます。
食事は透析生活を送る上で最も重要な「治療」であり、医療機関で提供するものはその手本でなければなりません。
世間ではよく病院の食事は冷たくてまずいと言われます。しかし、わたし達は厳しい成分制限下でも美味しい食事は提供できるはずだと考えています。
当院では専属シェフが腕によりをかけて日々患者さんの食事を提供しています。これは単に美味しい食事を提供することが目的なのではありません。「成分制限を行ったとしても美味しい食事が出来るのですよ」ということを患者さん、またそのご家族に実践してお見せするということが、食事療法のスタート地点であると考え、実行しているのです。
ですから、食事は病院から一方的に提供するだけではなく、調理のコツや調味料の選び方や使い方の全てを患者さんと共有し、食事中の会話に至るまでを食事指導の一貫と考えています。
また、当院では食事療法を実行するだけではなく、その成果を学会や研究会、論文として発表することにも力を入れています。「学会」というと医師や看護師が主に行うものというイメージがありますが、当院では管理栄養士、更には調理師まであらゆる職種が学会に参加、発表の実績を有しています。
透析食は皆さんが思っているほど、決して難しいものでも面倒なものでもありません。
当院の提案する透析食は、家族みんなが揃って食卓を囲む普通の暮らしの中で出来ること、という考え方を大切にしています。
この取り組みを強く推進していきたいと思っています。
― 楽しく美味しく食べる ―
それが原点であり、本当の姿なのです。
食事は透析生活を送る上で最も重要な「治療」であり、医療機関で提供するものはその手本でなければなりません。
世間ではよく病院の食事は冷たくてまずいと言われます。しかし、わたし達は厳しい成分制限下でも美味しい食事は提供できるはずだと考えています。
当院では専属シェフが腕によりをかけて日々患者さんの食事を提供しています。これは単に美味しい食事を提供することが目的なのではありません。「成分制限を行ったとしても美味しい食事が出来るのですよ」ということを患者さん、またそのご家族に実践してお見せするということが、食事療法のスタート地点であると考え、実行しているのです。
ですから、食事は病院から一方的に提供するだけではなく、調理のコツや調味料の選び方や使い方の全てを患者さんと共有し、食事中の会話に至るまでを食事指導の一貫と考えています。
また、当院では食事療法を実行するだけではなく、その成果を学会や研究会、論文として発表することにも力を入れています。「学会」というと医師や看護師が主に行うものというイメージがありますが、当院では管理栄養士、更には調理師まであらゆる職種が学会に参加、発表の実績を有しています。
透析食は皆さんが思っているほど、決して難しいものでも面倒なものでもありません。
当院の提案する透析食は、家族みんなが揃って食卓を囲む普通の暮らしの中で出来ること、という考え方を大切にしています。
この取り組みを強く推進していきたいと思っています。
― 楽しく美味しく食べる ―
それが原点であり、本当の姿なのです。
食事指導・レシピ本を出版しました
当院で実践している食事療法について、その考え方、実際に患者さんに提供しているメニューの作り方を一冊の本にまとめました。
詳しくは » 食事指導・レシピ本出版のお知らせ
第2回 バイエル・レシピコンテストでグランプリを受賞
楽しく作って、美味しく食べて、長生きできる透析食「第2回 バイエル・レシピコンテスト」のサポート部門にてグランプリを受賞いたしました。(2010年3月)
グランプリを受賞したレシピはこちら(バイエル薬品株式会社のホームページ)